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霜月 白菜のけんちん巻
台処歳時記
淡泊な味のアクセントに、おろししょうがは欠かせない
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しいたけは細かく刻んでたっぷりと。ギンナンや百合根でほくほく感をプラス
 ほうれん草に菊菜、小松菜、寒くなると、葉ものがぐんとうまくなる。とりわけ冬に活躍するのが、ずっしり重たい白菜だ。
 鍋によし、焼くのもよし、淡白なぶん、応用のきく懐ふかい野菜だが、たまには立派な葉っぱを活かし、ロールキャベツの和風版、白菜巻はどうだろう。

 4人分で白菜8枚をさっと茹でて水にとり、かるく絞って準備する。破れたときの繕い用に、2枚ばかり余計に茹でるといいだろう。中身の具には、水気を切った木綿豆腐1丁に、鶏挽肉を150g、人参ひとかけとしいたけ4枚はみじん切り、卵の白身を1コ分、片栗粉を大さじ1と、塩小さじ1、あればギンナン、以上すべてをよく混ぜる。
 白菜を広げて片栗粉をふり、具を8等分して包んだら、巻き終わりを下にして厚手の鍋にきっちり並べ、出汁3カップに塩少々、酒大さじ1、しょうゆ大さじ2を注いで落し蓋をし、30分ほど弱火で煮込む。白菜がかたいと実に食べにくいので、箸ですうっとちぎれるほど柔らかく炊き上がったら、器に盛って、残った煮汁の味を調え、大さじ2ほどの片栗粉を同量の水で溶いてとろみをつけて、たっぷりとかけてやる。さいごにおろししょうがをちょんと乗せればできあがり。

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白菜漬けは、刻んで漬ければ半日でできあがり。
 材料をそろえるのはかんたんなので、巻きの作業をたのしめる時間の余裕のあるときに。寒い晩にもってこいの惣菜だ。
 出汁はカツオが合うようだけれど、市販の鶏ガラスープでも。しいたけからもうまみが出るので、多すぎるかなと思うくらい入れてみるとちょうどよい。おでんの具にも、こんなのが入っていると、ちょっとうれしくなるものだ。

 葉がおおきいほど巻きやすいので、大きなやつをひと玉買うのがおすすめだ。たくさん余って困ったら、ザクザク切って白菜の重さの3%の塩で揉み、重しをすれば、半日でおいしい白菜漬けが食べられる。刻んだ昆布や柚子の皮、唐辛子などを好みで入れるといいだろう。炒めてもぐっと嵩が減るので、焼きそばや八宝菜、肉団子とスープにしても、冬らしい献立だ。



※レシピ参考 「中村成子の母の味を食べさせたい」NHK出版


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