台処歳時記 目次

季節の素材をいつくしみ、手間を惜しまず作られてきた、日本の味。
どこの家の食卓にものぼっていたのに、今ではちょっと懐かしい 「おかあさん料理」の数々を、ご紹介します。

だしも具材も地産がいちばん 各地に伝わるお雑煮の味
新蕎麦の季節、フライパンで焼きあげる、そば粉をつかった信州の味
北国のおやつ、マッシュポテトのモチモチだんご
米の粉をこねてまるめて、十五夜の月をながめよう
えんどう豆入りの白玉で、豆大福風のかき氷
桃のソースがとろりとからむ、デザート風のわらび餅
麦と豆と黒砂糖、白玉だんごの沖縄風
青葉の季節、上新粉をこねてつくる柏餅
春の野の色と香りがぎっしり詰まった草だんご。乾燥ヨモギで簡単に
桜の花の塩漬けと苺を混ぜた、春のかおりの紅色だんご
お餅を乾して、芳ばしく噛みごたえよい手づくりあられ
おもしろいほどよく伸びる 固くならない芋の餅
ヒマさえあれば手間いらず、豆ばっかりのほくほくきんとん。
彩りゆたかな花も実もある秋のこんだて。
残暑も過ぎればごんはがうまい。ごぼうにしいたけ、定番の五目飯。
シャキシャキ食べたい新レンコンで、夏の名残の梅サラダ
山椒の代わりにセロリの香りでさっぱりとごはんがすすむ、あっという間の自家製ふりかけ
かぼちゃ嫌いも手をのばす豌豆いっぱいのそぼろ炊き
木の芽がしっかり生えそろったら、たっぷり擂って味噌づくり
ウグイス啼いたら小豆を炊いて春到来の供え餅
菜の花と海老と卵の鮮やかさ 5分でできる春の一品
年が明けてもまだまだ食べたい八つ頭。ほっこりと煮含めて。
大掃除の合い間にささっと焼ける、手軽でおいしい自家製伊達巻。
ロールキャベツの和風版。豆腐を使ったあっさり仕立て。淡泊な旨みをじっくり味わって。
生でもおいしい無花果を、さっと蒸して初秋らしい一皿に。
ゆっくりと棒寒天をふやかして、豆たっぷりの豆カンを楽しもう。
梅雨時はらっきょうの旬。漬けるだけでなく生で炒めて、焼いてもうまい香りと辛みを味わおう。
初夏のごちそう蚕豆を、うす甘く煮いて目にもうれしい一品に。
春野菜のつよい香りを酢味噌がいっそう引き立てる。
ほろ苦い春のかおりに包まれた、ぶつぶつの餅がうれしいさくら 餅。花の下で味わおう。
梅が咲いたら野山の香りをお膳にも。出盛りのウドで手軽なお惣菜。
「芽が出る」とおせちに欠かせぬめでたい慈姑。正月すぎたら今度 は素揚げで短い旬をたのしもう。
お国しだいで素材も味も様々な冬至南瓜は縁起もの。食べて一年息 災に。
いつもの秋の栗ごはん。今年は雑穀入りでちょっと変わった味わいに。
色鮮やかな枝豆の餡。東北の味を手づくりしよう。
絹さやは今が旬。香りのよい国産ものをたっぷりと味わおう。
脇役ながら春の香りをはこぶ蕗。いろんな素材と合わせてみよう。
春になったら豆ごはん。堅めに色よく炊きあげよう。
寒い晩にはお手軽で舌にやさしい蒸し物を
どっさりこしらえみんなで食べる、越後の正月料理
[執筆者プロフィール]   本間さとみ
お茶の水女子大学文教育学部 国文学科卒業 専攻は近世文学
平成3〜13年
青山ブックセンター勤務
平成12〜16年
和雑貨 翠にて「和からはじまる小さな旅」連載。
平成15年〜
雑貨ショップガイドQOMONO.comにて日本の生活道具、旅、料理などのコラムを担当。
平成16〜20年
和雑貨 翠にて「台処歳時記」連載。
平成21年〜
和雑貨 翠にて「日本のくらし手本帖」連載中。
趣味は料理、和裁、イタリア語。木山捷平、幸田文など昭和の作家を愛読。
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