浮世絵 凧づくし(歌川芳藤 おもちゃ芳藤)より
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【前飾り】鹿角(夜叉五倍子染め)・水牛角
【本 体】鹿革(草木染め・板締め)
「奴」とは、武家に働く身分の低い家来のこと。
江戸の庶民たちは、奴を描いた凧を大名屋敷の上に揚げて、武士を見下ろすことで溜飲を下げたのだとか。
両袖を広げ、鎌髭(かまひげ)を生やし、恰幅のいい奴凧の姿はどことなくユーモラスでもありますね。
叺(かます)は、鹿革を夜叉五倍子鉄媒染で重ね染めし、背面には、奴の象徴である「釘抜文」が染め抜かれています。
苦を抜く・九城を抜くといわれ、武家に好まれた文様です。
閑清縫い(かんせいぬい)という江戸から明治時代にかけての縫製方法で丁寧に仕立てられています。
細かい縫い目の圧倒的な美しさも見どころの一つです。
前飾りは、夜叉五倍子染めした鹿角。
瞳は水牛角象嵌、裏座にも水牛角を使用。
オリジナル真鍮の留め具はマグネット開閉式となっています。
江戸時代の庶民の心意気と反骨心を表す「奴凧」の名刺入れ。
江戸の粋がぎゅっと詰まっています。
【あらかじめお読みください】
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【DATA】- サイズ
- 10cm(横)×7cm(縦)×2cm(マチ)
- 素材
- 日本製鹿革、鹿角、水牛角
- ラッピング
- ギフト包装C(無料)にて承ります
- 製作
- TOUBOKKA