【叺(かます)】キョン革(千葉産)
絞り本藍染・閑清縫い
【前飾り】鹿角・目水牛象嵌
【内 装】鹿革
【裏 座】水牛角
江戸時代の「莨入れ(たばこいれ)」に魅せられた、TOUBOKKAが創る“現代の袋物”キョン革の名刺入れです。
前飾りには、鹿の角から彫り出された、月うさぎのモチーフ。
デザインは二通りあり、こちらは「あおぐ」です。
月の輪から今にもピョーンと飛び出しそうな、勢いのあるポーズ。
黒い瞳は水牛角象嵌です。
足先や毛並みなども実に巧みに表現されており、いろんな角度からお楽しみいただけます。
本体の叺(かます/二つ折りの袋のことを指します)には、千葉に生息しているキョン(小さな鹿)の革を使用。
外来生物として、今では駆除の対象であるキョンは、実は、極上の鹿皮として知られています。
人間の都合で失われる生命を、革として活かしていく道を探った答えの一つがこの名刺入れなのです。
さらに、蓼藍の本藍染で施された絞りの鹿の子文様が趣を添えています。
革の染めも、すべてTOUBOKKAが手掛けています。
仕立ては、閑清縫い(かんせいぬい)。
江戸から明治時代にかけての縫製方法です。
細かい縫い目の圧倒的な美しさにもご注目。
小さな名刺入れの中に、見どころ満載。
じっくり時間をかけて取り組むからこそ、到達しえた技の凄みをご覧ください。
※当店25周年を記念して、制作を依頼したオリジナル品です。
【DATA】- サイズ
- 10cm(横)×7cm(縦)×2cm(マチ)
- 素材
- 日本製キョン革、鹿革、鹿角、水牛角
- ラッピング
- ギフト包装C(無料)にて承ります
- 製作
- TOUBOKKA