うちわをインテリアとしてもお楽しみいただくための、シンプルな「うちわ立て」です。
うちわの扇面を邪魔しないミニマムなつくりでありながら、うちわの景色の一部として溶け込んでいる、という画期的なデザイン。
半円形のうちわ立ては、竹の曲線が下に来るため、このうちわ立てだけではゆーらゆら。安定していません。
ところが、うちわをスリットに挟むと、あら不思議!
うちわもうちわ立てもしっかり止まる、というすぐれものなんです。
どちらも単体では不安定なのに、互いに寄り添えばしっかりと立てるんだ!というところが、まるで人間みたいで素敵じゃないですか。
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このうちわ立てを作ってくださったのは、千葉県鴨川の里山で、無農薬無化学肥料で米や野菜などを育てながら、ご夫婦で手仕事(夫・竹細工、妻・編み物)をされている「農処Shiki」さん。
棚田の下の竹藪を整理・伐採しているうちに、「ただ燃やしてしまうのはもったいないなぁ。何かに使えないかな〜。」と独学で竹のカトラリーづくりを始められたそうです。
丁寧なカトラリーづくりを拝見し、うちわ立ての制作を打診してみたところ、あっという間に何パターンも作ってくださり、そのなかで採用したデザインがこちらです。
独学で制作をされているからこその、常識にとらわれないアイデアだったのかもしれません。
スリットの絶妙な深さや、竹の表面や内側の丁寧な磨き。
うちわを立てるためだけに存在する、というのがもったいないほど美しい仕上げです。
【DATA】- サイズ
- 約6.5cm(直径)×約4.5cm(高さ)
- 素材
- 淡竹
- 配送
- 宅急便コンパクトにてお送りできます
- 制作
- 農処Shiki(千葉県鴨川市)